免疫の代表といえばマクロファージでしょう。
マクロファージがキチンと機能していれば身体のトラブルの多くは防げるように思います。
体外からの病原菌の対処はもちろん、体の中の役目を終えた細胞の処理から、食べ過ぎによる血管内の異物も食べてくれるようです。
からだのトラブルの多くは、血液詰まりにより、各細胞に酸素がちゃんと供給できない事が原因だと思われますので、食べる事をコントロールして血液の循環を正常に心掛けるのはとても大切です。
そうしてマクロファージを、血管のメンテナンスよりも、老廃物の処理や外敵からの防御に専念させてあげる方が、限られたエネルギーを効率よく使う事ができます。
そしてアルツハイマー型認知症の原因と言われている、アミロイドβ蛋白もマクロファージは食べて処理してくれます。
マクロファージに活躍してもらうのに有効な方法は、マクロファージ自身の活性化があります。
これには免疫ビタミンと言われるLPSという成分を摂取するのが効果的です(実際には細菌ですが)
LPSは自然な状態の土中にはたっぷりと存在していますので、薬で土中バランスが崩れていない、無農薬栽培のお野菜、特に根菜には大量に付着しています。
そしてお米のヌカ部分。つまり玄米にもたっぷりと含まれているそうです。
そしてマクロファージの活性化に欠かせないもう一つが、ビタミンDです。
これは日光を浴びる事で体内のコレステロールから合成されます。
私の師匠をはじめ、昔から偉人達は摂食と食事の質、そして日光浴の大切さを説かれる方が多いですが、マクロファージの視線で見ると全てに合点がいきます。
こういった科学的な理由を知らなくても、漠然と無農薬野菜はからだに良さそうですが、根拠を知って確信する事でその効果は上がっていくと思います。
記事監修
農業!たいこや
無農薬農家 吉田 昭