もっともっと世の中に笑顔を

農業!たいこや

有機農法と慣行農法

なぜ有機農法というのか

慣行農法とは

諸説ありますので、自論になりますが、今現在の日本の主流の農法は、化学肥料と化学農薬を主体にした栽培方法(慣行農法)になります。
つまり無機物を主体にした栽培方法になりますので、無機農法と言いかえる事もできます。
化学肥料は限界まで小さい組成の窒素になりますので、植物が非常に吸いやすい反面、一気に肥料が効くことになり、窒素成分を嗅ぎ取った虫や病気が寄りやすくなります。そこを農薬で抑え込む。
これが今のスタンダードな栽培方法です。

有機農法とは

それに対して、私達無農薬農家は主に有機物の中に含まれている窒素成分を使って栽培を進めます。
ただし有機物の中の窒素成分は組成も大きく、そのままでは吸えませんので、微生物に分解してもらいながら徐々に作物に吸収していってもらう事になります。
その分解過程の代謝成分も含めて、有機農法では多様な栄養素が充分に満たされている状態で生育させていきます。
植物自身の免疫機能や防御機能が有効に働くという事になり、結果的に農薬無しでも健全に生育してくれる事になります。

それは自然な環境で、循環として当たり前に起こっている事でもあり、実はなんら特別な事ではありません。
昔からのスタンダードな農法はむしろ、有機農法という事になります。
しかしここ数十年の慣行農法が、無機農法になりますので、それに対して、有機農法と言われるようになってきたのだと思われます。

記事監修
農業!たいこや
無農薬農家 吉田 昭

,
たいこや